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【鼻を高くする方法】ヒアルにする?それともシリコンにする?

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鼻を高くしたり、鼻筋を通す治療法にはヒアルロン酸を注射する方法とシリコンインプラントを使った手術療法のふたつがあります。気軽に受けやすいのはヒアルロン酸注入ですが、シリコンの手術にはないリスクもあるので知っておく必要があります。

 

ヒアルロン酸注入の注意点

 

①注入されたヒアルロン酸は体内で吸収されていくため、効果を維持するために定期的に治療を受ける必要がある(6ヶ月~1年に1回)

 

②もうちょっとだけ足したいと追加注入を繰り返すうちに、自分では気づかないうちに不自然な鼻になる可能性がある

 

③重要な血管の近くは注入ができないため、安全上の理由でじぶんの希望通りにしてもらえないケースがある

 

シリコンの手術に比べてこのような注意点があるヒアルロン酸注入ですが、実際には美容外科では人気の高い治療メニューのひとつです。注入直後から効果を実感できますし、処置時間も数分でおわりメイクをして帰ることができます。永久でなくてもいいから気軽に受けられる治療を希望する方には良い治療と言えます。

 

一方、シリコンを使う手術は腫れやむくみなどのダウンタイムの期間はありますが、永久的な効果を希望する人に向いている治療と言えます。今回は、シリコンによる手術を受けてくれた患者さんを紹介します。こちらが手術前の状態です。ご希望は、自然な範囲で鼻筋を通したい。いかにも鼻を高くしましたとわかる変化はイヤということでした。

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こちらが横から見た状態です。横から見た時に鼻筋に段差があることも患者さんは気にされていました。段差を修正するために骨を削る手術が追加で必要となることもありますが、今回の患者さんはシリコンインプラントの手術だけで横顔を整えられると判断しました。

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患者さんによって元の鼻の大きさや高さ、手術後の希望は色々ですから、手術で使うシリコンインプラントは手作業で患者さんにあわせて製作していきます。したがって鼻やあごのシリコンインプラントの手術はオーダーメイドの治療といえます。シリコンインプラントの製作に約30分ほどかかり、手術時間は約20分でおわります。

 

手術後はシリコンインプラントがずれないようにギプス固定を行います。1週間後の経過観察の診察まで、ギプス固定はそのままの状態にします。固定期間中はめがねをかけたり、うつぶせになることは避け、外出時はマスクをしてカバーしましょう。

 

手術後1,2週間は鼻の周囲に腫れや青あざが出ます。人によってはまぶたの周囲までむくみが出ることもありますが、腫れやむくみ、青あざは必ず消えてなくなるのでご安心ください。1週間後の経過観察で問題がなければ次は1か月検診を受けるためにクリニックに行きます。

 

こちらが1か月後の状態です。患者さんの希望通り、自然な感じに鼻筋が通ってみえるようになり、いかにも高くしましたという感じもありません。鼻筋が通ったことで頬がシュッとして小顔に見えるようになったと患者さんもとても喜んでくださいました。

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そして横から見た状態の1ヶ月後がこちらです。手術前にあった鼻筋の段差はなくなり、横顔もさらに整った顔立ちになりました。

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1か月検診で特に問題がなければ通院はこれで終了となります。その後なにか気になることや心配なことが出てきた場合は担当医の診察を受けるようにしてください。

 

シリコンによる手術はヒアルロン酸注入に比べてダウンタイムの期間があり、気軽に受けられる治療とは言えませんが、永久的な効果が手に入るメリットは大きいと言えます。長年ヒアルロン酸注射を受けている人はシリコンの手術を検討してみてもいいのではないでしょうか。

 

僕が勤務しているタウン形成外科クリニックでの鼻のシリコンインプラントの手術費用は25万円(税別)です。費用には薬代や麻酔代、術後の診察の料金などすべてが含まれています。お気軽にクリニックまでご相談ください。

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