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【要確認!!】脂肪吸引のダウンタイムってどんな感じ?

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脂肪吸引をうけてキレイになりたいと思っても、ダウンタイムが不安で手術を決心できない人も多いのではないでしょうか?

 

実際、脂肪吸引をうけてもすぐにキレイになれるわけではなく、個人差はありますが誰にでもダウンタイムの期間があります。

 

そこで今回は、脂肪吸引の一般的なダウンタイムについて説明していきたいと思います。これを読むと、脂肪吸引の術後の様子がわかるようになり、ダウンタイムを軽くするための方法を知ることができます。是非参考にしてください。

 

時期別にみる脂肪吸引のダウンタイム

ここでは、脂肪吸引をうけたあとの時期別にダウンタイムを解説していきます。

手術当日~術後3日目

手術後2,3時間経過して麻酔の効果がなくなってくると痛みが出てきます。我慢できないほど痛いわけではありませんが、痛みはクリニックから処方してもらった痛み止めを使って積極的に取り除くようにしてください。

 

痛みは無理に我慢しないようにしましょう。その理由は、痛みは程度が軽いうちにコントロールしておくと、その後の痛みレベルも低くおさえられるからです。

 

痛み止め以外にクリニックから処方された薬も指示通りに飲むようにしてください。そして、水分不足による脱水や発熱を避けるためにも水分をしっかり摂りましょう。目安は1日1.5リットル以上です。

 

そして、手術後は患部に腫れが出ます。腫れが大きいとそのぶん痛みも強くなるので、腫れを最小限にするために患部を圧迫します。

 

圧迫をしていると窮屈に感じますし、圧迫そのもので痛みを感じるかもしれませんが、自己判断で圧迫をゆるくしたり、はずしてはいけません

 

圧迫の仕方はクリニックによって違いがありますが、僕が自分の患者さんにおこなっている圧迫方法を写真で紹介している過去記事があります。よかったら参考にしてください。

 

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手術後早期はなにかと心配なことが出てくるものです。不安に感じたことがあったり、どうすればいいかわからないことがあった時はすぐにクリニックに相談の電話をしましょう。

手術後4~7日目

 手術後数日経過すると、はじめのころに比べると痛みはおさまってきます。しかし、痛みの感じ方は個人差も大きいですから、痛みに敏感な方はつらいと感じる人がいても不思議ではありません。痛みでつらいときは痛み止めを使ってください。

 

クリニックからもらった痛み止めを使い切ってしまった時は市販の鎮痛薬を代用しても構いません。頭痛や生理痛の時に自分が使っていてよく効く薬があるならそれを使えば大丈夫です。常用している痛み止めがない場合はロキソニンが使いやすいと思います。

 

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手術から数日経過すると、シャワーOKとしているクリニックが多いはずです。僕も自分の患者さんには術後3日目までは圧迫をはずさないでほしいのでシャワー不可としていますが、その後はシャワーOKと説明しています。

 

シャワーで傷口が濡れても大丈夫なのか?ばい菌が入ったりする危険性はないのか?と考える人がいるかもしれませんが、まったく心配ありません。むしろシャワーを浴びて清潔を保つほうが良いと言えます。

 

シャワーの際の注意点ですが、お腹や太ももの脂肪吸引後の場合、圧迫をはずした時にクラクラして貧血のような症状が出る可能性があります。もし気分が悪くなったときにすぐに休めるように、脱衣は広いスペースで行うようにしてください。

 

気分が悪くなって休む時は、あおむけになり、ひざを立ててゆっくりしましょう。数分で回復していきます。

 

脂肪吸引後の患部には青あざや腫れが出ます。程度は人によって違いますが、見た目が痛々しくても必ず消えてなくなるので心配はいりません。画像はお腹の脂肪吸引のモニター患者さんの術後5日目の状態です。全体に内出血が出ており、手術をしていない太ももまで青あざがおりています。

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 腫れや青あざが治るまでには時間が必要ですが、回復を早めてくれるのが圧迫です。クリニックの指示通りに圧迫を行うようにしてください。

 

傷口や患部の組織が治るには栄養も必要です。特に大事なのがタンパク質と水分です。脂肪吸引に限らず外科手術後の2週間はたいせつな修復期間ですから、1日1.5リットル以上の水分を飲むこととタンパク質多めの食事を心がけてください。

 

良質のたんぱく質を手軽に摂取できるのがプロテインです。水に溶かして簡単に飲めるのでダウンタイム中の方におすすめです。どういうプロテインを買えばいいかわからない方にはこちらをお勧めします。

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 飲み方は3,4時間の間隔をあけて1日数回飲むと良いでしょう。ただし、普段の食事も食べてプロテインも飲むと太ってしまいます。プロテインを飲んでいる時は食事を食べる必要はありません。

 

僕が自分の患者さんに指導させていただいているのは、朝7時、10時、13時、16時にプロテインを飲み、夕食はいつも通りに食べて、寝る前にプロテインを飲んで寝る。という飲み方です。つまり、術後2週間は食事は1日1回でほかはプロテインで代用していることになります。

 

これならタンパク質量も十分ですし、水分もしっかり補給することができます。しかも数時間ごとにプロテインを飲むので空腹感がなく、1日1食でもつらくありません。お腹や太ももなどの体の負担が大きい脂肪吸引をうける方はぜひ実践してください。

 

手術後1~2週間目

脂肪吸引から1週間が経過すると、手術後数日目の時に比べるとさらに楽になっています。

 

痛みは痛み止めを使うほどではないレベルですし、腫れや青あざも落ち着いてきているのが実感できるようになります。先ほどのお腹の脂肪吸引のモニター患者さんの10日目の画像がこちらです。

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 そしてこの時期から、経過の早い方であれば触ると患部が硬くなっていたり、部分的にでこぼこができていることがあります。お腹のモニター患者さんの横から見た状態の術後10日目の画像がこちらです。

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青あざがひいたと思ったら今度はぼこぼこになっているので、心配になってしまうと思いますが、これは治るので安心して大丈夫です。 

 

凹凸がなくなるまでは時間が必要です。目安は早い人で1ヶ月、通常は3~6ヶ月です。ぼこぼこを早く治すために以下の2点を守ってください。

  • 安静にしないでよく動く
  • クリニックの指示通りに圧迫する

 手術後1,2週間目は脂肪吸引後のダウンタイム期間でいえばまだ術後早期といえます。心配なことがある場合は担当医の診察を受けて現在の状態に異常がないか説明してもらい、安心して過ごせるようにしてください。

 

手術後2~4週間目

 脂肪吸引を受けてから2週間が経過すると、ダウンタイムと言うほどのつらい症状はほぼなくなっていて、いつも通りに近い生活を過ごせるようになってきます。

 

とはいえ、顔の脂肪吸引の場合は自分自身はむくみが残っているのがわかるので気になるでしょうし、二の腕の脂肪吸引をうけた人は腕の上げ伸ばしの時にツッパリ感を感じる、足の脂肪吸引をうけた人なら階段の上り下りが普段より疲れやすいなど、完全にいつも通りとはいかないと思います。

 

ただし、手術後早期のころに比べるとかなり楽に過ごせるようになっていること、腫れやむくみがひいてくると細さを実感できるようになってくる時期でもあるので、そんなに不安を感じないで過ごせるようになります。

 

ここで、1ヶ月経過するとどんな感じに変わるかがわかる画像を紹介します。先ほどのお腹のモニター患者さんです。脂肪吸引前はこういう感じでした。

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 1ヶ月経過した状態がこちらです。まだ完成ではありませんが細くなっているのがわかります。

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10日目の時に比べると、 横から見た時のボコボコも1か月経過すると改善してきています。今後数か月かけてボコボコはなくなっていきます。

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 脂肪吸引をうけた部分が硬くなったり、ぼこぼこになっているのは時間とともに治ると先ほど言いました。そしてそれを早く治すには安静にしないでよく動くこと、患部を圧迫することが大事と言いました。

 

脂肪吸引後の圧迫方法や期間は手術を受けたクリニックの指示を優先してほしいのですが、僕は自分の患者さんには術後1か月間の圧迫が重要と説明しています。

 

そのため、手術から1か月経過したら患部のぼこぼこや硬さに対しては硬い部分を押しつぶすようにマッサージをしてくださいと指導しています。

 

マッサージはやってもやらなくても仕上がりに影響はないので、マッサージは重要なケアではありませんが、硬さや凹凸を早くなくしたい方は圧迫期間が過ぎたらマッサージをすることをおすすめします。

 

多くのクリニックが術後1ヶ月目に検診をしていると思います。特別な事情がない限りは1か月検診をうけて経過に問題がないことを確認し、もし、不満な点や心配なことがあるなら担当医に相談するようにしましょう。

 

まとめ

脂肪吸引のダウンタイムを時期別に説明させていただきました。術後経過は患者さんの元々の状態や、細さを重視するか、ダウンタイムの軽さを重視するかなどの治療方針の違いによっても差が出ます。

 

したがって、カウンセリングの時に担当医の診察を受けて、治療方針やダウンタイムのことについてもきちんと説明してもらってください。

 

カウンセリングに行った時に医師に必ず聞くべきことをまとめた過去記事があります。こちらも参考にしてください。

 

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最後に、脂肪吸引のダウンタイム期間を楽に過ごすのに役立つグッズを紹介した過去記事があります。参考になれば幸いです。

 

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