今日は、1か月前に二重まぶた埋没法をうけてくれた患者さんが、経過観察の診察にお越しくださいました。
患者さんは元々二重まぶたなんですが、左側に比べて右側のラインがうすく、左右差が気になるとのことで、右側(向かって左側)のみ埋没法をおこなうことになりました。
こちらが手術前の状態の画像です。右側(むかって左側)のラインがうすいのがわかります。モニター患者さんではありませんが、ブログへの画像使用を許可してくださいました。ありがとうございます。
埋没法はまぶたの皮膚に糸を固定して二重まぶたにする方法です。切る方法(切開法)にくらべてダウンタイムが短く、傷跡が残らないことがメリットです。
反対に元に戻ることがあるのが切開法とくらべた時のデメリットといえます。
埋没法の中にはいくつか方法があります。2点どめ、3点どめ、4点どめ、クリニックによっては6点どめを行っているところもあります。
糸の固定点数が多いほど元に戻りにくいのですが、そのぶん、手術後の腫れも大きくなります。そのため、長持ち重視かダウンタイムの軽さ重視か、患者さんの希望をカウンセリングの時にうかがって、どの方法を行うかをいっしょに決めていきます。
今回の患者さんはダウンタイムの軽さを重視したいというご希望でしたので、2点どめによる手術を行うことになりました。
2点どめによる二重まぶた埋没法の特徴と注意点を以下に示します。
- 手術時間は約5~10分
- 腫れは最初から気にならない程度であることが多い
- メイクは翌日からできる
- 手術後2か月間は目をこすらないように気をつける
- 元に戻った場合は再手術をしても元に戻ることが多いので、切開法を検討する
では、手術前と1ヶ月経過後の状態をご覧いただきましょう。上段が手術前、下段が手術後です。患者さんにご満足いただけて僕もうれしいです。
目を閉じた状態がこちら。埋没法をうけたことは誰にもばれないと思います。
埋没法のデメリットは元に戻る可能性があることと先ほど申し上げましたが、元に戻ることのほうが少ないのではじめから心配する必要はありません。
元に戻る場合ですが、ある朝おきて鏡を見てみたら、いきなり元の目に戻っているわけではありません。日によってラインが薄く見えたり調子が良い日があったりというのを繰り返しながら気づけば元に戻っている・・・ということが多いです。
もし元に戻った時は、再手術をうけてもまた元に戻ることがほとんどですから、同じ手術を繰り返すのではなく、次は別の方法をうけるほうが賢明といえます。
埋没法を受けて1年間、ラインをキープできていればふつうはそのままの状態で過ごせることが多いですが、手術後1年未満でラインが薄くなってきた場合は、元に戻る可能性が高く、切開法を検討したほうがいいとお考え下さい。
今回の患者さんのように片側だけの埋没法を2点どめでうける場合の費用は、タウン形成外科クリニックの場合3万円(税別)となっております。治療後の薬代や検診の診察費用も含まれており、ほかに必要な料金はありません。
二重まぶた埋没法はカウンセリング当日の治療も可能です。カウンセリングも予約制となっておりますので、お越しくださる際はお電話またはネットからご予約をお願いいたします。お待ちしております。