美容外科クリニックではたらく医師のブログ

現役美容外科医のお仕事と日常生活

【上まぶたのたるみ】美容外科医が手術をうけてみた

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“ 美容整形の手術”って、なんとなく怖い響きがありませんか?失敗されたらどうするの?とか、不自然になってしまわないか?、周囲にばれて困らないか?、親からもらった体にメスを入れて・・・など、美容整形に興味のない方や知識がない方にはマイナスのイメージがあるかもしれません。

 

でも実際はどうかというと、美容外科で行っている治療はイチかバチかのギャンブルのようなものではなく、ふつうは成功して患者さんに喜んでもらえる医療であり、美容外科医の中には自分自身も美容整形を受けている人もいます。実は僕もそのうちの一人なんです。そこで今回は、僕が以前に受けた上まぶたの若返り手術の報告をさせていただきます。

 

美容外科医がうけた手術のレポート

では、僕がうけた手術について、治療を決意した経緯や治療内容、術後経過、みなさんが治療を受けることになった場合の注意点について説明していきます。

 

 手術を決意した経緯

元々タレ目でしたが、年齢とともに上まぶたが垂れ下がってきてタレ目の度合いが強くなり、鏡を見たときに自分の目が“ハの字”になっているのが気になってきました。上まぶたが重く感じるとか、物が見にくいなどの自覚症状はまったくなく、見た目が気になったのでたるみ取りの手術をうけることを決めました。42歳のときでした。

 

どのような方針で手術をするか?

上まぶたのたるみ取りの手術には大きく分けると2通りの方法があります。一つはまつ毛の近くでたるみを取って同時に二重まぶたの形も整える方法、もうひとつは目の形は変えずにたるみだけを取り除く方法です。

 

僕はうまれつき一重まぶたで、目の形を変えて二重まぶたにしたいとは思わなかったため、たるみだけを取ることにしました。手術前の状態がこちらです。

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どのような方法で手術をするか?

目の形を変えずにたるみだけを取る場合は眉毛の下を切開してたるみ成分を取り除く方法で手術を行います。僕もこの方法で行うことにしました。一般的には眉下切開(まゆしたせっかい)と呼ばれています。

 

この方法の良い部分は、

①腫れが軽度でダウンタイムが短い

②傷跡は眉毛の生え際と一致して目立たなくなるのでメイクの習慣がない男性でも受けやすい

③目の形が変わらずたるみだけが取れるので変化が自然

などがあげられます。

 

手術は局所麻酔でうけることができ、手術時間は左右両側で1時間弱でおわります。こちらが手術直後の状態です。まぶたに腫れが出ていますが、直後でもそれほどおかしい状態になるわけではありません。

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眉下切開のダウンタイム

手術後の経過ですが、腫れは術後2,3日目までがピークでその後は落ち着いていきます。人によっては傷口周囲に青あざが出る人もいますが1週間くらいで消えます。洗顔やシャワーは傷口をこすらないように気をつければいつも通りに可能です。

 

僕はこの手術を診療時間の合間にうけましたので、手術後に患者さんの診察と手術予約が入っていました。傷口を隠すためにメガネをかけて業務復帰したことを思い出します。僕はすぐに仕事に戻りましたが、接客業の方は1週間くらいの休みをとって受けるほうが安心できると思います。

 

術後5~7日目くらいに傷口の抜糸を行います。この頃には腫れは落ち着いていますがまぶたに少しむくみが残っているのがふつうです。傷跡はメイクでカバーできる程度ですが、傷跡は時間が経てばキレイになることを僕は知っていましたので、はじめから気にしていませんでした。

 

傷跡は、はじめのうちは赤い線として見えますが、次第にうすくなっていき、最終的にはほとんどわからなくなります。こちらが手術から6年経過した現在の傷跡の状態です。どうでしょう?よく見てもわからない程度になっています。

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 手術前と現在の状態の比較

 

では、上まぶたのたるみ取りの手術を受ける前と手術から6年経過した現在の状態の画像をご覧いただきます。手術前がこちらです。当時42歳でした。

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今日現在(48歳8か月)、通勤電車の車内で自撮りした写真がこちらです。手術から6年経過して多少のたるみが出てきていますが、それでも42歳の時よりたるみがない状態はキープできています。

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 それぞれの画像から目の部分だけをトリミングした画像でbefore→afterを比べてみたいと思います。上段がbeforeで下段がafterです。僕は42歳の時の自分より48歳の現在の自分のほうが好きです。やってよかったと思っています。

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痛みはどうなの?

僕は手術前のデザインをじぶんで行い、局所麻酔の注射も自分でやりました。チクッとしましたが大した痛みではありませんでしたし、麻酔のときに使う注射針は極細タイプを使うのでみなさんもそれほど心配しなくて大丈夫だと思います。麻酔はすぐに効きますが数分なじませてから手術を開始します。

 

手術は麻酔が効いているのでまったく痛くありませんでした。触っている感触はわかりますが、手術中は目を閉じているので不快感はまったくなかったです。

 

手術後数時間で麻酔が切れてくると鈍痛がでます。痛み対策として手術直後の麻酔がまだ効いている時に痛み止めの飲み薬を飲みました。その後は術後3日目まで6時間ごとに痛み止めを飲んでいたので、手術後も痛みを感じることはありませんでした。みなさんもそのようにされることをお勧めします。(痛み止めの使い方は担当医にきちんと確認してくださいね)

 

費用はどのくらいかかる?

クリニックによって料金設定は様々ですので、じぶんが検討しているクリニックできちんと確認してほしいのですが、美容外科医の立場から眉下切開の手術費用の適正価格について僕の意見を述べさせていただきます。

 

眉下切開の手術そのものは難易度の高い治療ではなく、上まぶたのたるみ成分を見極めてデザインを行い、麻酔注射をして、余った皮膚を切除し、丁寧に縫合するだけの治療です。特別な手術器械や医療材料が必要なわけではありませんから治療コストはそれほどかかりません。

 

この治療は傷跡をいかにキレイに治すかが重要なので縫合作業に時間をかけます。手術時間は左右両側で1時間くらいです。そう考えますと眉下切開の適正価格は20万~40万円くらいではないかと僕は思います。10万円台だと激安でちょっと心配、40万円以上だと高すぎという感じではないでしょうか。

 

まとめ

僕がうけた上まぶたのたるみ取り手術の報告をさせていただきました。若返り治療は見た目を以前の自分にもどすための治療なので、変化が自然で違和感のない仕上がりにすることができます。

 

しかし、せっかく手術を受けるのだからと若返り効果を欲張って限界までたるみを取ろうとすると、他の部分とバランスがとれなくなって“なんか不自然・・・”という結果になってしまいます。

 

治療を検討したときは担当医からよく説明を聞いて、不安や疑問点があればその時に遠慮せずになんでも質問するようにしてください。皆さんが良い治療をうけられることを祈っています。

 

僕の治療を希望してくださる場合は、現在勤務中のタウン形成外科クリニックにご連絡いただきまして予約をお願いします。担当医となった場合は全力でがんばります。眉下切開の費用は30万円(税別)です。薬代や麻酔代など、治療に必要な料金はすべて含まれていて追加料金がかかることはありませんのでご安心ください。

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